炎の十字架

レスター・デル・リー

※ネタバレしています※

カール・ハールヘーファーは、土砂降りの雨の中で意識を取り戻した。頭上には、十字の形の稲妻が見えた。
家に帰ると、家の中は、長い間空き家だったように荒れ果てていた。なぜか家中の鏡が無く、いるはずの家族もいない。彼は、自分の記憶が、長い期間にわたって抜け落ちていることに気付く。
街の人々は、彼を見ると悲鳴を上げて逃げた。なぜか、食料品店からは、血入りソーセージをすすめられる。
カールは、家の召使フリッツの日記を発見して読み、自分がナイト・レディーと呼ばれる吸血鬼に襲われ、吸血鬼になり、自分のもフリッツも吸血してしまったことを知る。
十字型の稲妻が、自分を吸血鬼から人間に戻したのだと悟ったカールは、フラムヒェンとフリッツを倒し、自分も共に滅びようと決意する。

●登場する吸血鬼の特徴
・鏡に映らない
にんにくが嫌い
・昼は棺の中で眠る
・胸にを打って退治できる
十字架を刻んだ銀の弾丸で殺すことができる

《邦訳状況》
●原書房「吸血鬼伝説 ドラキュラの末裔たち」に収録。駒瀬裕子訳。

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