吸血鬼

ジャン・ミストレル作

※ネタバレしています※

1757年、騎士ド・ヴィーユ・ヴェールは、ロスバッハの戦いで負傷し、エルデリィイ伯爵に招かれて、ハンガリアの聖ミクロス城で静養することになる。城には、伯爵夫人がそばに置いている少女、エリザベートがおり、騎士は心惹かれる。
城に出入りする人間の一人、ヴィンダウ男爵は、奇矯な振る舞いが多く、悪魔や超自然への関心が強く、皆に変人と思われている。
ある日、その男爵が、エリザベートに無理に口づけしようとしているのを見つけた騎士は、その中に割って入る。男爵は捨て台詞を残して去るが、その後死体となって発見された。
その後、ヴィーユ・ヴェール騎士はエリザベートに愛を告白し、受け入れられ、エルデリィイ公爵夫妻に望まれて、ミクロス城で結婚生活をおくることを決める。
婚約祝いの宴の夜から、エリザベートは悪夢の中でヴィンダウ男爵に吸血されるようになる。
エリザベートの訴えに、司祭は「吸血鬼の仕業」と判断し、ヴィンダウの墓が暴かれ、死体には杭が打たれ、火葬にされる。
吸血鬼は倒されたが、エリザベートは助からず、衰弱死した。

●登場する吸血鬼の特徴
・死後も死体が腐敗しない
・首から血を吸う
・胸にを打ち、体を焼却して滅ぼされる
・吸血した相手をも吸血鬼にするのかどうかは不明

《邦訳状況》
●薔薇十字社「ドラキュラ・ドラキュラ」に収録。種村季弘
●河出文庫「ドラキュラ・ドラキュラ」に収録。種村季弘訳

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