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ドラキュラ伯爵 Dracula

公開日: : 最終更新日:2016/07/25 吸血鬼名簿, 吸血鬼関連〈架空〉人名簿

ブラム・ストーカー(Bram Stoker:英)が1897年に著した「吸血鬼ドラキュラ」に登場する吸血鬼。

ルーマニアの貴族で、トランシルヴァニアのドラキュラ城に住む。
血を求めて英国に渡ることを計画し、英語を習い、実際に英国の土地も購入した。
ハーカーを城に閉じ込め、舟で渡英したドラキュラは、ルーシー・ウェステンラを餌食にし、死亡させる。

ドラキュラは、基本的には、「普通の人間」の態で暮らしていて、夜になると血を吸うモンスターとなって犠牲者を探す。つまり、隣人は、隣のドラキュラさんが吸血鬼とは気づかないわけである。
しかし、ルーシーを治療した医師と、ルーシーの友人達に、吸血鬼の正体を暴かれ、英国を脱走し、故郷トランシルヴァニアに向かう。ドラキュラは、ジプシーたちを手なづけ、ヴァンパイアハンターに反撃しようとするが、ジョナサン・ハーカーとキンシーの刃に倒される。

伯爵は、生きた死者である

伯爵は、生まれながらのモンスターではなく、元は人間だったが、死後に吸血鬼になってしまった存在である。
なので、すでに生きてはおらず、心臓は止まっていて、脈も無く、呼吸も必要ない。

伯爵の習性

  • 夜行性。昼を嫌い、夜間に活動する。昼間は、棺や木箱の中で、目を開けたまま寝ている
  • 血を吸うと、若返る
  • 鏡に映らない(習性とはちょっと違うが)
  • 血液以外の飲食はしない
  • 自分の意思で、川、海などの流れている水の上を移動することはできない(船で移動することはできる)

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苦手なもの

伯爵の外見

  • 背が高い
  • 全身黒衣
  • 精悍な荒鷲のような顔
  • 肉の薄い鼻が、反り橋のように高く突き出ている。左右の小鼻が異様にいかっている
  • 額が張り出している
  • くっつきそうな太い眉
  • ギラギラと、鋭い眼光
  • 真っ赤な唇
  • もじゃもじゃした口ひげ
  • 白い、とがった歯
  • 血の気が薄く、とがった耳
  • 角ばった顎
  • 顔は、全体に青白い
  • 老人のときは、髪もひげも白い。若返ると、黒くなる(※伯爵は、血を吸うと若返るので、老人の顔と、壮年の顔を両方持っている)
  • 四角張った手。手の甲の真ん中に、一塊の毛が生えている
  • 爪は長く、先を尖らせている
  • 手が驚くほど冷たい(外見とは、ちょっと違うが)
  • 息が生臭い(これも外見ではないが)
  • 暗闇の中で、目が赤くギラギラと光る

伯爵の特殊能力

  • 怪力。男一人くらいなら、簡単にひょいと持ち上げる
  • 狼や鼠などの動物を、自由に操ることができる
  • 垂直の壁やがけを、トカゲのようにするすると上り下りできる
  • 犬、コウモリなど、動物に姿を変えることができる
  • 嵐を呼べる
  • 雷を呼べる
  • 体を小さくすることができる

伯爵の語学力

同作中の登場人物ジョナサン・ハーカーによれば、「伯爵は英語が堪能」とのこと。結構勉強家なのである。中学・高校・大学で英語を勉強してもなかなか喋るところまでいかない日本人としては、尊敬するべきである。
もっとも、ドラキュラ伯爵には、時間が無限にあるので(死なないので)、勉強時間はいくらでも取れるのだろう。

伯爵は弁理士の素質がある

ドラキュラ城で、伯爵はハーカーに、英国へ船荷を送る方法を尋ねる。このとき、質問が見事に順序立てられ、洞察力、先見にあふれて周到だったため、ハーカーが「この人は立派な弁理士になれる」と心中でつぶやく、というシーンがある。

伯爵は意外に生活力がある

伯爵は、英国に渡る前は、トランシルヴァニアの城で一人暮らしをしている。
物語のはじめでは、伯爵はハーカーの前で、普通の人間として振舞っている。ハーカーは、用意される寝室も、食事も、「召使が準備した」という伯爵の言葉を特に疑いもしないが、やがて、城内に、「普通の人間」は自分だけだと悟る。

つまり、食事の用意などは、すべて伯爵が一人でしていたのである。伯爵はローストチキンもサラダも作れるし、ベッドメイキングもできるということだ。

しかも、ハーカーが何の疑問も感じなかったということは、玄人はだしだということである。(ハーカーは、出されたローストチキンを「うまい」と日記に書いている)
ベッドメイクはともかく、伯爵はいつ料理を体得したのだろうか。生前は、本当に料理人がいたろうし、吸血鬼になってからは、ものを食べる必要がなくなったのだから、料理の腕を磨く機会は無かったと思うのだが。

伯爵は煙草を吸わない

シガレットも、葉巻も吸わない。生前はどうだったのだろう?
しかし、煙は吸血と関わらないように思うので、生前から吸わなかったのではなかろうか。

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