ドラキュラ・ドラキュラ

「ドラキュラ・ドラキュラ」種村季弘編 (薔薇十字社より刊行、後に河出文庫に収録)

収録作品のほとんどは小説だが、吸血鬼解説文も含まれている。また、ドイルの「サセックスの吸血鬼」のように、「吸血鬼テイストで始まるが、最終的には吸血鬼でないことが照明される」物語も収録されている。

収録作品

「吸血鬼」 J・ミストレル
「グズラ」P・メリメ
「吸血鬼」J・ポリドリ
「吸血鬼の女」E・Th・A・ホフマン
「カルパチアの城」J・ヴェルヌ
「吸血鳥」M・シュオッブ
「サセックスの吸血鬼」C・ドイル
「謝肉祭」L・ダレル
「吸血鬼」 L・カプアーナ
「吸血鬼を救いにいこう」ベレン
「受身の吸血鬼」G・ルカ
「ドラキュラ・ドラキュラ」H・C・アルトマン
「吸血鬼たち」A・カルメ
「吸血鬼」ヴォルテール
「吸血鬼譚」日夏耿之介

補足情報

1973年に、薔薇十字社より初版刊行するも、版元が消滅して絶版。後に河出文庫に収録されたが、文庫には「吸血鬼たち」カルメ、「吸血鬼」ヴォルテール、「吸血鬼譚」日夏耿之介の三作が収録されておらず、ファンならぜひとも薔薇十字版が欲しいところ。(薔薇十字版は、装丁も赤と黒で吸血鬼らしい)

これから古本屋で薔薇十字版の「ドラキュラ・ドラキュラ」を探す人のための情報

多分、3000円くらいはすると思われる。たまに、安いと1500円くらいのものもある。
背表紙は、白地に赤と黒でタイトルが書かれている。赤と黒のバランスは、以下のようになっているので、ご参考に。
↓このような背表紙です
ドラキラ・ドラキ

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