ラドゥ・フロレスク Radu Florescu

歴史家。ルーマニア貴族の末裔。(1925~2014)
ブカレストで生まれたが、第二次世界大戦時に、一家でルーマニアからイギリスに脱出。その後、イギリスとアメリカの大学で、ルーマニア史・東欧史を学び、博士号を取る。

ボストン大の教授を務めていたときに、同僚教授のマクナリーとともに「ドラキュラ伝説 -吸血鬼のふるさとをたずねて」を出版した。

フロレスクは、アメリカとルーマニアの、外交上の架け橋となった功績が大きい。
対東欧の問題について、ケネディ大統領に助言を行ったり、ニクソン大統領がルーマニアを訪問する際には、マクナリーとともにブカレストに飛び、アメリカ大使館に詰めるなど、ホワイトハウスからの信頼も厚かった。

1996年~2004年には、ルーマニア外務省の初代ニュー・イングランド名誉領事を務めており、ルーマニアの民主的な選挙の実現に尽力している。
また、ルーマニアの学生がアメリカで学ぶための奨学金を設立・運営し、この活動は、現在では彼の息子が後を引き継いでいる。

祖国ルーマニアのために大きく貢献した彼の死去にあたり、ルーマニア王室は哀悼の意を表明した。(ドラキュラ研究者に王室からコメントが出た例は、フロレスクだけかもしれない)

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