処女の生血(アンディ・ウォーホルのドラキュラ) Blood for Dracula(Andy Warhol’s Dracula) 1974

処女の生血(Blood for Dracula)の 内容

処女の血しか受け付けないドラキュラ伯爵が、故郷ではめっきり処女にめぐり合えなくなり、敬虔なキリスト教徒の多いイタリアならば処女が多いだろうと、イタリアに旅立つ。

イタリアで、貴族の4姉妹に狙いを定め、唯一処女だったオールドミスの長女の血を得て復活。しかし正体がばれ、貴族の屋敷の下男、マリオに杭打ちで倒される。

出演

ウド・キア、ジョー・ダレッサンドラ、アルノ・ジュエルジン、ロマン・ポランスキー、ヴィットリオ・デ・シーカ、ドミニク・ダレル、ステファニア・カッシーニ、シルヴィア・ディオニソ、マキシム・マッケンドリー

登場する吸血鬼の特徴

  • 鏡に映らない(人間の目には映らないが、吸血鬼本人には見えているらしい。つまり、ドン・ドラキュラのチョコラちゃん方式)
  • 帽子などで日よけすれば、太陽の光の中でも耐えられる
  • 処女の血しか受け付けない。非処女の血は吐いてしまう
  • 首から血を吸う
  • 血以外の食事が可能
  • 吸血した人間を下僕化できる
  • 胸に杭を打たれると死ぬ

その他情報

  • 珍しい吸血方法として、執事がドラキュラ伯爵のために、パンに人血をしみこませて持ち帰り、その血を飲ませるシーンがある

管理人の個人的感想

20年以上前に見て、非常に不快だった。ただ、現在の目で見直せば、それほどひどくない気はしないでもない。でも、もう一度見返してみようという気には、今のところなれない。(最近、アマゾンでDVDのレビューなど見ると、軒並み高評価で驚いてしまう)

しかし、不快な思いで見た人間の目にも、映像としては好きだと思った箇所が多かった。また、ウド・キアは、ドラキュラ役者としてはなかなかハマっていると思った。
ポランスキーとヴィットリオ・デ・シーカが出演しているところは、映画ファンとして楽しかった。

アンディ・ウォーホル監修ということだが(それで有名になったのだと思うが)、どこにウォーホルの力が現れているのだろう。

スタッフ

  • 監修:アンディ・ウォーホル
  • 監督:ポール・モリセイ
  • 製作:カルロ・ポンティ、アンドリュー・ブランスバーグ
  • 脚本:ポール・モリセイ
  • 撮影:ルイジ・クヴェイラー
  • 音楽:クラウディオ・ジノッチ

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