処女の生血(Blood for Dracula)の 内容
処女の血しか受け付けないドラキュラ伯爵が、故郷ではめっきり処女にめぐり合えなくなり、敬虔なキリスト教徒の多いイタリアならば処女が多いだろうと、イタリアに旅立つ。
イタリアで、貴族の4姉妹に狙いを定め、唯一処女だったオールドミスの長女の血を得て復活。しかし正体がばれ、貴族の屋敷の下男、マリオに杭打ちで倒される。
出演
ウド・キア、ジョー・ダレッサンドラ、アルノ・ジュエルジン、ロマン・ポランスキー、ヴィットリオ・デ・シーカ、ドミニク・ダレル、ステファニア・カッシーニ、シルヴィア・ディオニソ、マキシム・マッケンドリー
登場する吸血鬼の特徴
- 鏡に映らない(人間の目には映らないが、吸血鬼本人には見えているらしい。つまり、ドン・ドラキュラのチョコラちゃん方式)
- 帽子などで日よけすれば、太陽の光の中でも耐えられる
- 処女の血しか受け付けない。非処女の血は吐いてしまう
- 首から血を吸う
- 血以外の食事が可能
- 吸血した人間を下僕化できる
- 胸に杭を打たれると死ぬ
その他情報
- 珍しい吸血方法として、執事がドラキュラ伯爵のために、パンに人血をしみこませて持ち帰り、その血を飲ませるシーンがある
管理人の個人的感想
20年以上前に見て、非常に不快だった。ただ、現在の目で見直せば、それほどひどくない気はしないでもない。でも、もう一度見返してみようという気には、今のところなれない。(最近、アマゾンでDVDのレビューなど見ると、軒並み高評価で驚いてしまう)
しかし、不快な思いで見た人間の目にも、映像としては好きだと思った箇所が多かった。また、ウド・キアは、ドラキュラ役者としてはなかなかハマっていると思った。
ポランスキーとヴィットリオ・デ・シーカが出演しているところは、映画ファンとして楽しかった。
アンディ・ウォーホル監修ということだが(それで有名になったのだと思うが)、どこにウォーホルの力が現れているのだろう。
スタッフ
- 監修:アンディ・ウォーホル
- 監督:ポール・モリセイ
- 製作:カルロ・ポンティ、アンドリュー・ブランスバーグ
- 脚本:ポール・モリセイ
- 撮影:ルイジ・クヴェイラー
- 音楽:クラウディオ・ジノッチ