「血霊」に登場する吸血鬼。
日中戦争で戦死し、勲章を賜った。亡骸は、菊山に眠っている(眠っていた、というべきか)。
工事で菊山が崩されたため、吸血鬼となって現れ、工事現場の作業員たちを次々に襲って吸血鬼にしている。
真上がどこで吸血鬼になったのかは、物語の上ではっきり描かれていない。真上が戦死したのは北支であり、その後日本に遺体が返ってきたのだと思われるが、可能性としては、
- 中国で、吸血鬼に襲われて死に、吸血鬼化した死体が日本に戻されて封印されていた
- 中国で戦死し、普通の遺体として日本に帰ってきて、菊山に埋葬された後に、菊山の魔物に吸血鬼にされた
- (この可能性はあまり考えられないが)実は中国に渡る前から菊山の魔物に吸血鬼にされていた
ということがあり得る。
吸血鬼としての能力・特徴
- 写真に写る
- 首から血を吸う?
- 吸血?された相手も吸血鬼になる
- 吸血?された者は、白髪になる
- 日の光は平気らしいが、主な吸血?活動は夜
- 十字架は効かない
- 吸血鬼にされると、おとなしく、従順になるらしい
- 犠牲者の枕元に、小さな白菊の花を一輪置く
- 赤い色が嫌い