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暗い夜明け

公開日: : 最終更新日:2015/01/11 吸血鬼小説

W・R・フィルブリック(W. R. Philbrick)

※ネタバレしています※

ジョーンズ医師は、単身ハイチに渡り、診療所を開いている。自分の医術を人の役に立てたい一心で決行したハイチ移住だったが、ハイチの人々は、病気になっても医術より祈りに救いを求め、ジョーンズが思ったような成果はあげられていない。

あるときから、ジョーンズの住む島に、原因不明の病気が蔓延するようになった。
それは、血液の病気で、かかった者は顔に肉腫ができ、免疫能力が低下して死んでしまう。治療法は無い。

ある夜、ジョーンズは、往診を頼まれて出かけ、ムッシューと名乗る病人に出会う。「ムッシュー」は、顔面に肉腫ができている。
「ムッシュー」が言うには、「自分は何世紀も生きている。島に蔓延する病気の源は自分である。自分は、何世紀も血液を摂取したため、あらゆる血液の病気も摂取してしまった。しかし、自分は不死である」
「ムッシュー」は、ジョーンズを餌食にし、この島を出て、大陸に向かおうとしている。

●登場する吸血鬼の特徴
・元は人間だった。吸血鬼になった経緯は不明
・不死である
・吸血のために血液病が体内に満ちている
・顔が、肉腫に覆われている
・血を吸った人間に、病気は感染させるが、吸血鬼にはしないらしい?

《邦訳状況》
●竹書房文庫「妖魔の宴 ドラキュラ編2」に収録。小倉多加志訳。現在絶版。

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