心中の虫

シリル・M・コーンブルース

※ネタバレしています※

核実験の放射能の影響で、人の心の声を聞くことができ、吸血の欲求を持った子供が生まれる。その子供は、母親に捨てられ、孤児院で成長した。子供(=心中の虫)は、養父母に引き取られるが、すぐにその家を飛び出し、吸血と放浪の生活をしながら生きていく。
心中の虫は、人の心を読めるのを武器にして、人の先回りをしては吸血の餌食を襲い、うまく逃亡する。そうやって、あらゆる土地で吸血を行い、生活するために金も稼いだ。
しかし、東欧の移民たちの多く住む町で、吸血鬼であることを見抜かれ、を打たれてのどを切り裂かれ、滅ぼされる。

●吸血鬼としての特徴
・吸血のスピードが速い(「一瞬」で片付けている)
・杭を打ち、大鎌でのどを裂かれて滅ぼされる
・人の心が読める
・普通の食事もできる
・日光にあたっても平気らしい
・吸血鬼を「伝染」させる様子は見られない
・人の心を読む能力は、「人の頭の中にある言語による思考」を読んでいるので、自分の知らない外国語の思考は読めない。言語思考に乗らないレベルの思考も読めない

《邦訳状況》
●原書房「吸血鬼伝説 ドラキュラの末裔」に収録。武藤崇恵訳。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする