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ベールブラウ荘奇談

公開日: : 最終更新日:2015/01/11 吸血鬼小説

E&H・ヘロン(E&H Heron)

※ネタバレしています※

ベールブラウ荘には、昔から幽霊が出るといわれている。持ち主のスワッファム家は、むしろ、その存在を自慢にし、幽霊は名物的存在だった。

ある年、ユングフォルト教授が、ベールブラウ荘を夏の間だけ借りて住むことになった。教授は、幽霊の存在を聞かされていた。
しかし、その幽霊のために、女中が一人亡くなったために、怪奇現象の研究者のロー氏を呼び、事件の解決を依頼する。

幽霊は、ベールブラウ荘の、古い遺物が収集してある、博物館の周囲に出る。幽霊は、博物館に近づいた人間を襲い、襲われた者は、気を失い、その後衰弱してしまう。
亡くなった女中には、耳の下に傷があった。
教授の娘の証言によれば、「幽霊は、腕に包帯を巻いていた。防腐剤のにおいがした」

人が死んだと聞き、ベールブラウ荘の持ち主の、スワッファムがやってくる。幽霊が害を与えるわけが無いと思い込んでいるスワッファムは、夜に出歩いて、幽霊に襲われる。スワッファムは、命は助かったが、首に傷ができていた。

ローは、「包帯をした腕」はミイラのものと推理する。最近、博物館には、エジプトのミイラが運び込まれた。ミイラに、もともとベールブラウに棲みついていた幽霊=吸血鬼が入り込み、暴れだしたものと考えられる、とローは語る。

スワッファムは、ミイラを焼き払い、事態を収拾させる。

●登場する吸血鬼の特徴
・ミイラ男と合体した、珍しい吸血鬼である!
・首や、耳の下から血を吸う。

《邦訳状況》
ハヤカワ文庫「ドラキュラのライヴァルたち」に収録。小倉多加志訳。現在絶版。

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