吸血鬼の静かな眠り

吸血鬼の静かな眠り

赤川次郎

※ネタバレしています※

ストーリー

中学生の敏子は、家族とともに貸し別荘(持ち主は外国人)を訪れ、地下室を探検して棺桶らしきものがあるのを見つける(敏子は、「出してくれ」という、声にならない声を聞く)。両親が棺桶の蓋を開けたが、中には何も無かった。

しかし、その日から、家族の様子が一人ずつおかしくなっていく。
両親も弟も吸血鬼になってしまったと察した敏子は、別荘に火をつけて焼き払う。

やがて、大人になった敏子が別荘のあった場所を訪れると、再び「出してくれ」と声が聞こえてくる。

登場する吸血鬼の特徴

  • 厳密に言えば、「吸血鬼」は登場しない。弟の視点で、夜中、目の前に「父親よりも大きな姿」が現れることだけが、それらしいものの直接描写である。
  • 吸血シーンは無く、どこから吸血されたのかも不明

出版状況

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