著者:桐生操
吸血鬼について、浅く広い情報を集めた紹介書。(研究書というには、手軽すぎるように思う)
特徴は、実在したの吸血鬼の事例が多く紹介されていること。桐生氏の文なので、読みやすいのは大いに嬉しいが、エピソードの出典をもう少ししっかり書いてくれないと、「適当な作り話」なのか、「一応、ほんとうの話」なのかが、まったく判断できないので困る。
本書は、平成8年に、日本文芸社の文庫、にちぶん文庫から発売されたが、現在は絶版。古書では、最低で50円くらいからある。アマゾンだと、常に1円で出ているものがあるが、送料を考えると、古書店の均一ワゴンの方が安く済むと思われる。(背表紙は、白に黒文字)