墓からの悪魔

ロバート・E・ハワード

※ネタバレしています※

テキサスの農夫、スティーヴは、隣人のロペスが古い塚を恐れているらしいことに気づいてからかう。ロペスは、「あの塚には恐ろしいことがあると先祖から伝えられている」と言うが、詳しいことは決して語らない。
その様子にスティーヴは好奇心を抑えられず、こっそり塚を暴きはじめる。暗くなるまで塚を掘り、途中でカンテラを取りに家に帰り、再び塚に戻ると、塚に穴が開き、なにものかがすばやく逃げ去るのが見えた。その後、ロペスの家から絶叫が聞こえ、家の中でロペスは死んでいた。ロペスの首には、小さな突き傷があった。
ロペスの家には、彼が書き残した文があり、それには「昔、騎士エルナンド・デ・エストラーダとその一行が荒野を進むうちに、隊の仲間が一人ずつ謎の失血死をとげていった。一行の中にいた司祭も襲われ、仲間の一人、ドン・サンディアゴ・デ・バルデスが吸血鬼だと言い残して死んだ。一行は、眠っていたバルデスを、最後の審判の日まで塚の中に封じ込めることにした」と、塚の由来が書いてあった。
真相を知ったスティーヴは、スティーヴを追ってきた吸血鬼を焼き殺し、難を逃れる。

●登場する吸血鬼の特徴
・首から血を吸う
・黒く、長い鉤爪
・銃で撃っても死なない
・火で体を焼いて滅ぼすことができる(多分)

《邦訳状況》
●原書房「吸血鬼伝説 ドラキュラの末裔たち」に収録。三浦玲子訳。

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