1725年9月、ハンガリーのキシロヴァ村の農民ペーター・プロゴヨヴィッチが、死後に吸血鬼になったとされている事件が記録に残っている。
死後、複数の村人の前に現れ、首を絞めたというもの。プロゴヨヴィッチが原因となって死んだと思われる人間が9人いて、彼らは、全員8日以内に死んだ。
村人たちが司教立会いの下に墓を暴いてみたところ、埋葬後6週間もたっていたのに、腐敗の気配もなく横たわっていた。頬は桃色、爪は伸び、口には鮮血がついていた。
彼の心臓に杭を打つと、鮮血が噴出した。
吸血鬼であると断定された彼の遺体は焼却された。
この吸血鬼事件の情報が、妙に詳しく残っているのは、公式記録として残っているからである。
キシロヴァ村では、のちにも吸血鬼事件が起こっている。
この歴史を、近年では観光資源にしているらしい。(私も行ってみたい土地ではあるので、悪くない村おこしのように思う)