銀の弾丸

フィクションの吸血鬼作品では、吸血鬼を倒そうとして銀の弾丸を打ち込んだが効かず、
「それは狼男の倒し方だろう!」
と突っ込まれるという、すでに古典的ギャグとも言えるやり取りがあるが、銀の弾丸は本当に効く、という説もある。

銀の弾丸なら何でも良いのではなく、聖職者が浄化させたもの(拝んだり清めたりの手続きをしたもの)であれば効く、という説である。
要するに、「善なるもの、聖なるもの」の手がかかった武器でなら、正しき光で吸血鬼の闇を打ち払える、という考え方なのだと思う。

本当に「浄化させた銀の弾丸」が吸血鬼に効くのかどうか、私は知らない。もし効くのであれば、こちらの記事の吸血鬼退治セットの中に拳銃が含まれる意味が認められるので、効くと良いですなあ、と思う。

ただ、銃の腕が求められるので、この退治方法は射撃の素人には向かない。銃刀法のある日本では、銃を携帯することもできないので、有効な方法ではない。個人的には、この退治方法はメジャーにならない方が良いんじゃないかと思う。吸血鬼映画でこれがメジャーになると、最終局面が西部劇みたいになっていく気がするからである。(吸血鬼対ガンマン、みたいな映画は少数派であるほうが面白いと思うな)

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