墓の中に、ケシの種を入れるか、墓から街に通じる道にケシの種をまく。
または、家の入り口の前にまく。
なぜか、吸血鬼には、ケシなどの植物の種を見ると、それを数えなければならないという習性がある。
つまり、上記の方法は、ケシの種をまいて、それを吸血鬼に数えさせているうちに、夜があけて町に出られないようにする作戦であり、10粒や20粒まくのでは意味が無い。数え切れないほどたくさんの種を、吸血鬼の目の前に出しておくことが重要である。
まいておく種の数を多くするとともに、「拾いにくい形状の種」を選ぶと、さらに効果的である。
ケシの種は、ゴマ粒よりも小さいので、拾いにくいことこの上なく、吸血鬼を遠ざけるアイテムとしては最適である。(ケシの種は、アンパンの上にかかっている、あのツブツブである)
数える習性を利用した例
ドラマ「Xファイル」で、吸血鬼に迫られた主人公が、吸血鬼の目の前にひまわりの種をぶち撒いて難を逃れるシーンがある。
散らばったひまわりの種を見た吸血鬼が、
「おまえ、なんてことしてくれるんだ、信じられん」
みたいなことを言うのが面白い。
獲物を目の前にしながらも、種を数えきらないと攻撃できないのだから、吸血鬼にしてみれば、「とんでもなく面倒なこと」であり、「しょうがねえなあもう」という気持ちなのであろう。