吸血鬼っぽかったり、吸血鬼が引用したりされている小説

吸血鬼小説でも、吸血鬼研究書でもないけど、吸血鬼の雰囲気満載だったり、吸血鬼の名前が引き合いに出されたりしている小説のリスト。(思い出すたびに増やします)

  • 「三つの棺」……ディクスン・カー作のミステリ。トランシルヴァニアの山中で墓の下から出てくる男がいたり、「不死者」っぽい男がいたり、人の様子のたとえにドラキュラが使われている。要するに、怪奇テイストを出すために吸血鬼要素を導入しているミステリ小説
  • 「囁く影」……ディクスン・カー作のミステリ。富豪が殺された事件が起こり、被害者の首筋に噛み跡があったため、吸血鬼の仕業だと噂される。古めかしい塔や、謎めいた美人の存在が、クラシックな吸血鬼小説を思わせる
  • 「シャム双子の謎」……山の中で一晩過ごすことになった名探偵が、たった一軒だけ家があるのを見つけ、「泊めてください」と言いに行くときに、「家主がドラキュラだとしてもありがたい。実際、ハンガリーの山中の吸血鬼のねぐらみたいだ」と独り言を言うシーンがある。(ハンガリーじゃなくて、ルーマニアと言ってもらいたかった!)
  • 「サセックスの吸血鬼」……シャーロック・ホームズの短編。ワトスンの友達のワイフが吸血鬼じゃないのか、という話。ホームズが解決する謎なので、もちろん犯人は吸血鬼ではなく、合理的な解決があるが、なぜかこんな本にも収録されている→ドラキュラ・ドラキュラ
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