ヴァンピールの会

倉橋由美子

※ネタバレしています※

ストーリー

美食家の木原氏が、道楽が高じて始めたレストランに、毎月やってくる一団がいた。
彼らは、大学の同窓会だといい、毎回持参の赤ワインを変わった白磁の容器に移して飲む。赤い色を楽しむためにそうするらしい。(彼らが持ち込むワインは、蝙蝠のラベルのものや、トランシルヴァニア産のもの)

やがて、木原氏は、ワインのラベルに「VANPIRE」の文字があることを知り、「あなたもVANPIREの会に入らないか」とすすめられる。

ある日、木原氏が遅れて店に行くと、開かれていたはずの「VANPIREの会」の客たちは消えうせており、店のボーイが首から血を流して倒れていた。ボーイを助け起こした木原氏は、自分に吸血の欲求が目覚めるのを知る。

登場する吸血鬼の特徴

  • 首から血を吸う
  • 複数の人間の血を混ぜて「ブレンド」と称して飲む
  • 一人の人間の血をそのまま飲むのは「ストレート」

出版状況

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