アメリカの作家。(1914~1958)
吸血鬼ファンにとっては「怪奇小説作家」だが、世間的には「SF作家」と言うべきだろう。
本人の談話などで確かめたわけじゃないが、多分吸血鬼は好きだったと思われる。吸血鬼ファンなら誰でも知っている、非常に洒落た作風の吸血鬼短編を残している。(頁下参照)
カットナーは、40代で亡くなった割りに多作家であった。しかし、どういうわけか、現在書店で「カットナー作」の本には、ほとんどお目にかかれない。
いや、失礼。「ほとんど」ではない。「まったくお目にかかれない」。(アメリカではどうなんだろう?)
軽いタッチの作品なので、馬鹿にされているのだろうか。私は好きな作家なので、「カットナー短編集」くらいあっても良いのではないかと思っている。