フレデリック・ブラウン作のショートショート。
ストーリー
吸血鬼狩りにより、吸血鬼族最後の二人となったヴロンとドリーナは、弾圧を逃れるためにタイムマシンに乗り込み、吸血鬼を知る人類(つまり、吸血鬼を狩ろうとする人類)がいなくなっているであろう、遠い未来を目指して旅立つ。
登場する吸血鬼の特徴
- 高度な科学の知識がある……作品の舞台は22世紀だが、どうやらタイムマシンは「人類がすでに開発して普及していたもの」ではなく、ヴロンとドリーナが二人で作ったものらしい。つまり、二人はだいぶ科学に強い吸血鬼カップルだったわけである
- 人間の血がベストだが、犬など、獣の血も吸う
邦訳状況
創元推理文庫「スポンサーから一言」に収録。