「髑髏検校」の登場人物。鬼頭朱之介(本家「吸血鬼ドラキュラ」のジョナサンのポジション)の許嫁。陽炎姫お付きの腰元。髑髏検校・松虫・鈴虫に吸血され、吸血鬼になる。
この人は、最終的にどうなってしまったのかが描写されていない。
蘭渓は、琴絵の父親に、
「まだ生きているので、連れ帰って周りに大蒜の花を絶やさないようにしなさい」
と指示している。
つまり、「吸血鬼ドラキュラ」で言うと、ドラキュラに吸血されてしまったが、まだ不死者にはなっておらず、でも吸血鬼化の兆候が見えているミナ夫人的な状態と思われる。(ミナよりも、だいぶちゃんとした吸血鬼だけど)
ミナ夫人は、ドラキュラ伯爵が滅ぼされたことによって人間に戻れたが、琴絵は「検校を焼き殺したことによって人間に戻れた」とは描かれていない。でもきっと、人間に戻って、朱之介と幸せに暮らしたんだろう、多分。