オリヴィア

「マードリン」の登場人物。

※ネタバレアリ

大学で何らか吸血鬼に関連する学問を研究している学者。語学にも秀でている。恋人をマードリンに殺された。
豊富な吸血鬼関連の知識を駆使して、マードリンを滅ぼす。

彼女の戦い方は、「吸血鬼に、犠牲者の声を聴かせるようにする」という独特なもの。吸血した人々の心の声が、吸血鬼の耳に届くようにして(どうやってそんな声を吸血鬼に聞かせるのか、具体的には描写されない)、吸血して人を殺せば殺すほど、吸血鬼の頭の中に犠牲者の声があふれかえるように仕向けて疲労困憊させ、判断力を奪って自滅させるという、なかなか他ではお目にかかれない戦法である。

彼女の能力がどういったものなのか、あまり詳しくは描かれていないのだが、自分自身も死者の声を聴き、死者を成仏に導くようなこともできるらしい。
マードリンにかけるものが、「術」と言ってよいものなのか、呪文的な方法なのか、儀式的な方法なのか、あるいは思念だけで相手に働きかけるものなのか、何一つ分からないが、何らかの方法で、マードリンに死者の声を聴くことを「命じる」のだと、オリヴィア本人が語っている。

上記のような方法は、心霊系の能力を持った人たちがするのが普通なのだが、オリヴィアは純粋に学問の力で成し遂げているらしいのが面白い。(もしかすると、心霊系の能力がもともとあって、学問によってそれを鍛え上げたのかもしれない?)

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