吸血鬼になる方法

吸血鬼になる方法

吸血鬼になる方法は、多数ある。後天的に(自分の行いの場合も、状況の犠牲者の場合もある)なる場合もあれば、先天的に定められている場合もある。
吸血鬼になりたい方はご参考に(でも個人的には吸血鬼になることはお勧めしません)

後天的に、吸血鬼になる方法

以下は、後天的に吸血鬼になる方法として代表的なもの。
正確に言うと、「方法」というよりか、「要因」と言うべきものばかりなのだが、このブログは、能動的に「吸血鬼になりたい」という思いで見てくださる方が多いので、「自ら吸血鬼になる方法を探す」という視点で挙げていこうと思う。

吸血鬼に襲われる

吸血鬼に血を吸われると、自分も吸血鬼になってしまう。

映画・小説では、これが、もっともポピュラーな吸血鬼になる方法であろう。また、吸血鬼になりたい人が望む方法としても、もっともポピュラーである。
自ら吸血鬼になるためにこの方法をとるのであれば、

  • 吸血鬼が出現する場所に行き、吸血される状況を作る
  • 吸血鬼とわかっている人に、「吸血していただきたい」と申し出る

というようなことが考えられる。が、どちらにせよ、かなり困難なことであろうと思われる。

宗教的に、よくないことをする

教会で禁じられている行為をした者、宗教から破門された者、キリスト教から別の宗教に改宗した者、魔法・妖術を使った者は吸血鬼になる。

吸血鬼になりたいだけのために、この方法をとるなら、なるべく自分にデメリットが少ない手段を選んで行うことをお勧めする。
(魔法、使っただけで吸血鬼になる可能性があるんですね。じゃあ、ハリー・ポッターも吸血鬼化するのかも)

道徳的、倫理的に誤ったことをする

犯罪者、自殺者、私生児、洗礼を受けなかった者などは、吸血鬼になる。

「私生児」は、自分がでなく、親が反道徳的であったためであって、いい迷惑である。また、洗礼を受けないと吸血鬼になるということは、キリスト教徒以外は、みんな吸血鬼である。
日本人は、キリスト教徒でない人も多いので、洗礼を受けていない人も多いはずである。よって、これが一番簡単な「吸血鬼になる方法」ではなかろうか。
管理人もキリスト教徒ではないので、十分に吸血鬼になる要因を持った人間である。

洗礼を受けている人は、上の項のように改宗すればなれるのかもしれないが、軽々にそうすることはお勧めしない。

妊婦がお産で亡くなる

お産で亡くなると必ずなるのではなく、「なることもある」のレベルのようだ。
なぜこの要因で吸血鬼になるのか、私にはあまり理解できない。(そんな理由で吸血鬼にされるのはたまらんでしょう)思いを残して亡くなるからだろうか?

溺死する

雷にうたれて死ぬ

腫物で死ぬ

恨みを抱いて死ぬ

こういう人は結構多いのかもしれないけど……このブログのゲストさまには、どうかそうならない人生を歩んでいただきたいなあ。

死体に影を落とされる

これは、完全に本人の意思でなるものではなく、そのときの状況によるものである。(吸血鬼になりたいから、私が死んだらこの状況を作ってね、と依頼しておくことはできるでしょう)

死体の上を、猫その他の獣が横切る

同上。

死体の上を、蝋燭が横切る

同上。

死体が鏡に映りこむ

同上。

埋葬せずに、放置される

狼に殺された羊の肉を食べる

人狼伝説との混同により、このような伝承が発生したのだろうか?
何にせよ、現在の日本では難しいことである。

先天的に、吸血鬼になる者の特徴

  • 赤痣がある
  • 羊膜が付いたまま生まれる
  • 生まれたときに、すでに歯が生えていた
  • 生まれたときに、すでに毛髪がふさふさとしていた
  • 死んで生まれた(いわゆる、死産児)
  • 七番目の子として生まれる
  • 鼻の穴が一つしかない
  • 青い瞳を持っている(限られた地域での伝承)
  • 赤毛である
  • 心臓が二つある
  • 白い肝臓を持っている
  • 余分な乳首がある
  • 母親が妊娠中に、吸血鬼に見られる
  • クリスマスから公現祭までの間に生まれる
  • 聖週間に生まれた私生児

後天的というか、なんというか

乳離れが妙に早い子供は、吸血鬼になる疑いを持たれた……「飲まないのだよ、おっぱいは」といったところなのだろうか

旧ブログ時代にいただいたコメントについて

旧アドレスの時代には、この記事は、ブログ内でもっとも多くのアクセスを集める記事だった。
そして、もっとも多くのコメントをいただけた記事でもあった。管理人としては、あれほど多くのコメントをいただけたことが意外である。

そのコメントが、またすごいのであって、
「吸血鬼になりたい」
などかわいいほうで、
「私は吸血鬼です」
「私は半吸血鬼です」

という書き込みが続出。
具体的な吸血鬼になる方法の伝授が書き込まれ、
なぜか管理人に、
「吸血鬼にして欲しい」
とのコメントまで入る始末。
管理人は、
「私は吸血鬼ではないし、吸血鬼の存在は信じてないので、映画と小説で十分」
との見解を、最初から明らかにしていたので、
「管理人さん、噛みに来てください」
というメールなどにもホトホト困った。

しかし、この記事にいただいたコメント群は、吸血鬼ブログ運営者の冥利に尽きるものであった。
熱く、濃いコメントの数々は、どうもこちらのブログに移植するのがためらわれたので、旧ブログの記事に格納したままである。
こちらから、そのコメントがご覧いただけるようになっている。
深遠なる吸血鬼の世界に戦慄されたい方は、どうぞご覧あれ。

なぜ、吸血鬼になりたいのですか?

私は、吸血鬼になりたい人に、リアルに知り合ったら、下記のことをぜひ聞いてみたいと思っている。

「どうして吸血鬼になりたいのですか?」

旧ブログ時代も、現在も、この記事は、
「吸血鬼になる方法」
「吸血鬼になるには」
「吸血鬼になりたい」
という検索ワードで多くの方たちがたどり着いてくださっている。

私にも、フィクションの中で魅力的に描かれた吸血鬼に憧れる気持ちはあるが、自分も同類になりたいという気持ちは無いのである。少なくとも、ネットで吸血鬼になるための情報を収集するような気持ちは持っていないのである。

もしかして、不老不死を得たいということなのだろうか? それとも、なんとなくかっこいいんじゃね?くらいの軽い気持ちなのだろうか?(しかし、私にメールをくれた人たちは、「本気です」「真剣です」「どうしても」「絶対に」という言葉を多用され、必死感あふれる文面ばかりだった)

私は、個人的には、吸血鬼になることはお勧めしない。フィクションの吸血鬼の多くは、「吸血鬼の悲しみ」を背負っていて、あれが良いとは到底思えない。
また、「不老不死」の部分にだけ注目しているなら、吸血鬼にはならず、もっと別の方法を探すほうがよろしいと思う。
吸血鬼は、とにかく不便である。本当に吸血鬼になったら、多分後悔するんじゃあるまいか。
遊びじゃないんだ、真剣なんだと言うなら、いっそクリストファー・リーみたいな吸血鬼役者になったらどうだろう。20世紀の大吸血鬼と言えば、疑いようも無くクリストファー・リーである。こんな「吸血鬼化」もアリではないだろうか。

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