下の画像は、北海道で生産されている「ドラキュラの葡萄」というドリンクである。
ドラキュラの葡萄とは、ハスカップジュースである
ルビー色をした、この商品の正体はハスカップ果汁。ガラスのボトルに200ml入りで、ハスカップジュースというよりは、ハスカップソースと言うべきかもしれない。
このタイプのドラキュラの葡萄は、そのままストレートでごくごく飲むものではなく、何かにかけてソースにするか、何かで割って希釈して飲むものだからだ(後に発売された「ドラキュラの葡萄ソーダ」は、缶からストレートで飲める)。
ドラキュラの葡萄は、随分前から発売されていて、発売当時、私はこの商品を都内で探し回り、開店したばかりの新宿高島屋の地下で初めて発見して購入したことを覚えている(ネット通販などという、お手軽なものは無かったのである)。
たしか、新聞か雑誌で名前と商品の写真を見て、デパ地下ならあるだろうと探し歩いたのである。遠い記憶だが、高島屋では「伝説の果実」とポップを立てて売っていたと思う。
ドラキュラの葡萄のパッケージ
私は、買う前から、味にはあまり期待していなかった。ドラキュラ関係で、期待して外れると悲しいし、別に血の味がするわけじゃないし(血の味がしたら大変だが)、なんにせよ甘酸っぱいような味だろ、不味くはないことを祈る、という程度の気持ちだったのである。
味には期待しなかったが、新聞だか雑誌だかで見た「商品のみてくれ」には好感を持っていた。ややゴシック調のような、レトロな箱。箱の色とボトルのラベルの深い赤。「ドラキュラ」の名を使うことを考えた人は、あるいは吸血鬼好きのお仲間なのではあるまいかと、今でも思っている。
上の画像では、箱の赤が、やや白っぽいが、それはこの面を表にして棚に置いているので、色が褪めてきているせいである。
箱の裏の、まだ色が濃いところを、ちょっと載せてみよう。
箱の柄も、私は嫌いではない。これは、ハスカップを描いているらしい。ちなみに、下はハスカップの写真。
(ものすごくうろ覚えなので、あるいは間違っているかもしれないが、「ドラキュラの葡萄」と命名された理由は、ハスカップ果汁が鉄分を多く含むため、「ドラキュラに血を吸われても、ハスカップ果汁で栄養補給バッチリ♪」みたいなことだったと思う。ルーシーに、ぜひ一本あげたい!)
ついでに、箱の裏の「品名」「原材料名」「メーカー名」なども画像に残しておこう。
私は、この商品を、3回くらい、自宅用に買ったと思う。人様にも、何回かプレゼントした覚えがある。
画像の商品は、二回目か、三回目に買ったものだと思う。
ちなみに、こんな賞味期限です。
20世紀だった……。
瓶のラベルも、一枚写真を撮っておこう。
蓋もついでに一枚。
こうドラキュラ、ドラキュラと連呼されると嬉しくなってしまう。
ドラキュラの葡萄のお味は?
ドラキュラの葡萄の、肝心のお味だが、私の「低めの想定」よりは、よっぽどおいしかった。甘くて、すっぱくて、ハスカップらしい味である。
もうちょっと野趣があると、本当に摘みたてのハスカップみたいで良いように思うが、そこは高望みしすぎかもしれない。
箱に同封されている「おいしい召し上がり方」には、以下の飲み方・食べ方が紹介されている。
- ドラキュラソーダ割り
- ドラキュラ焼酎割り
- ドラキュラジュース
- ドラキュラ北海道(ドラキュラの葡萄を牛乳で割る)
- ドラキュラヨーグルト
- ドラキュラアイス(管理人イチオシ)
- ドラキュラトースト
- ドラキュラドレッシング
- ドラキュラかき氷
管理人おすすめは、ドラキュラの葡萄&アイス
私は、個人的にはアイスクリームにかけて食べるのが一番好きだった。私がドラキュラの葡萄を差し上げた方の中では、「シンプルに水で割って飲むのが一番おいしい」という声がもっとも多かった。
私が自分で試したものは、
アイス
ヨーグルト
ドレッシング
トースト
で、いずれも悪くはなかったが、トーストに乗せるには、ちょっと水分が多すぎるように思う。そして、ドラキュラドレッシングは、色はきれいでいいのだが(白いお皿だと、特に映えてよろしい)、味がちょっと甘すぎるように思う。
※これらの感想は、いずれも管理人の主観なので、ご参考程度に。
あ、今急に思いついたが、レアチーズケーキにかけてもいいんじゃないかな。
ドラキュラの葡萄を使うと……
ドラキュラの葡萄の嬉しいところは、ドラキュラの葡萄を使用すると、何でも「ドラキュラなんとか」にできてしまうことである。
ドラキュラチーズケーキとか、
ドラキュラパンチとか、
ドラキュラフルーツとか、
ドラキュラクレープとか、
鴨のロースト・ドラキュラソース添えとか、
好きなように「ドラキュラもの」にしてしまえる。ドラキュラもお料理も好きな人には、なかなかに楽しいドリンクなのである。