フョードル・ソログープ作の吸血鬼小説。
ストーリー
享楽的な男ニコライが、偶然に出会った不思議な女リジヤにとらわれていき、吸血されるが、使用人の名付け親になったことをきっかけに救済される。
登場する吸血鬼の特徴
- 青白い生気の無い顔
- 真っ赤な唇
- 日の光は平気
- 呼吸しているように見えない(胸が動いていない)※ただし呼吸していないとは書かれていない
- 言葉と視線で、相手を従わせる(あるいは夢中にならせる)力を持っている
- 首から血を吸う
- 多分、神様的な力(あれは天使なのか?)によって退けられるが、滅ぼされたわけではないらしい(あの神様的な力は、ニコライが立ち直ろうとしたために降臨した類のものなのか、ニコライが触れた赤子が媒体にでもなっているのか、それとも、ニコライがどうふるまおうが最終的には現れて助けてくれたものなのか、全くわからない)
「赤い唇の客」収録の短編集
Amazon「現代ロシア幻想小説」