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夜だけの恋人

公開日: : 吸血鬼小説

ウィリアム・テン

※ネタバレしています※

グロッパ郡の医師、ジャッド先生は、腕が確かで人格者。土地の人々に尊敬されている。その息子のスティーブが恋におち、夜中恋人と過ごして、朝方帰ってくるようになった。
同じ頃、グロッパの子供たちに、血球が減る奇病がはやりだす。

ある日、ジャッド先生が往診先から持って帰ったハンカチ(往診先の家の人たちは、見たことが無いと言った)をスティーブが見て、「恋人のタチアーナのものだ」と言う。それを聞いたトムは、直感でタチアーナが吸血鬼であると悟る。
トムはスティーブに、彼女が吸血鬼に違いないことを話すと、スティーブは、タチアーナの元に直行し、真偽を問いただす。
タチアーナは、スティーブにすべてを告白。二人は、父親のジャッド医師に相談し、医学の力でのろわれた吸血鬼の運命を乗り越えることに成功する。

●登場する吸血鬼の特徴
・日光が苦手
・真夜中に、交差する道の真ん中でを打たれると身が滅んでしまう(ただ杭を打つだけでは不十分なのだろうか?)

●ジャッド医師の吸血鬼治療法
・日光が苦手→サングラスをかけさせ、ホルモン注射をする
・吸血の欲求→乾燥血液を、毎晩水に溶かして飲む
↑以上の方法で、問題なし、とのこと。

《邦訳状況》
●原書房「吸血鬼伝説 ドラキュラの末裔」に収録。鈴木絵美訳。
●創元SF文庫「ウィリアム・テン短編集2」に、「彼女は夜しか外出しない」のタイトルで収録。中村保男訳。
●文化出版局「吸血鬼は夜恋をする」に、「吸血鬼は夜恋をする」のタイトルで収録。伊藤典夫訳。

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